Our Vision

北陸ポートサービスが目指す循環型の地域社会

北陸ポートサービスが目指す循環型社会

「良樹細根・大樹深根」とは、良い樹木になるにはきめ細かい根をはる必要がある、大きな樹木を育てるには深く根をはる必要がある、という意味です。この言葉のように、目に見えない根、土台の部分をつくること、すなわち地域社会・経済にとっての「土づくり」を行い、未来への希望が見えるまちに貢献することを理念としています。

北陸ポートサービスは、港湾内の船舶清掃業にはじまり、創業時から続く「港湾運送関連事業」と「地域資源循環事業」により発展してきました。木材を運び、堆肥にする「土づくり」の事業を起点に、その先には地域社会が抱える課題の解決、新たな価値の創造があるのではないかと考えています。

まず、土づくりから農業へ。堆肥を活用した有機栽培などの活動を通じて、従来の農業に環境価値を与え、ヒトや地域を巻き込んだ資源循環を推進しています。また、不要山林を買取り、間伐し森林を保全。その間伐材はバイオマス発電の燃料として再生可能エネルギーに変換することで地域内での活用・カーボンニュートラルにも積極的に取り組んでいます。

近年は、土、農業、その先にある食を繋ぎ地域コミュニティの創生にも努めています。さらに港湾運送・流通で培ったノウハウを生かし、富山福祉短期大学で学ぶ看護・福祉分野の人材、国際医療支援NGOのジャパンハートと連携し、災害時における被災者支援の拠点をこの地に構築します。

そして、持続可能な明るい未来のために、自然との共存をコンセプトとした五感を刺激する体験の場を創出します。「自然と再生」「循環と生命」「子どもと未来」「食と農」を掲げ、子どもたちが誇れるまちを目指す、新しい循環型社会のプラットフォームを築き、射水から世界に向けて発信していきます。

ESG Efforts

19,353 t

木質系廃棄物受入量
解体材、剪定枝、伐採木などの木質系廃棄物や、飲料メーカーから出る茶カスなどの植物性残渣 約20,000 tを受け入れています。そのうち富山県内からの持ち込み量が99%を占めています。

18,068 t

再資源化量(堆肥化、燃料化)
木質系廃棄物受入量のうち、12,272 tを燃料チップとして製紙会社や発電会社などに納入。5,781 tは堆肥として出荷し、法面緑化、田畑、造園、果樹園、家庭園芸などに使用されています。

5,750 kW

木質バイオマス発電による総電力量
グリーンエネルギー北陸で発電した総電力量5,750kWのうち、社内電力として利用する800kWを差し引いた4,950kWはすべて売電し、北陸電力より、地域の企業、工場、商業施設のほか、学校、病院、福祉施設などに供給しています。