Soil Story 土のはなし
Commitment to Soil 土へのこだわり
私たちは毎日の暮らしの中でどれだけ「土」に触れているでしょう。日々の食卓に並ぶ野菜や穀物は土から育ったものです。お肉に牛乳、卵も元を辿れば土から生まれています。住居で使われる木材も、身にまとう衣服も、呼吸するための空気も土がなくては成り立ちません。土は私たちが生きるための土台であり原点といえます。
あらゆる生命が土から生まれ、朽ち果て、やがて土に還ります。この本来あるべき生命の循環が、昨今の環境問題、食糧問題によって崩れてしまいました。当社はバイオマス*を堆肥化し、土に還すことで、この生命の循環の一端を担います。そして、その先に広がる「土の恵み」をより多くの方々と分かち合いたいと考えています。
※動物や植物からできたリサイクルできる物質。石油や石炭などは含まれません。
Process 土ができるまで
土(土壌)とは、風化した岩石と動植物の遺骸が結びついて長い時間をかけて分解され、混ざり合って生まれたものです。それを人為的に分解し、土に還りやすい状態にしたものが堆肥です。当社では木皮や剪定枝・刈草などの植物を主体に、微生物による分解が活発に行われるよう、空気、水、栄養を与えながら最適な環境を整えて堆肥を作っています。こうしてできあがった真っ黒な堆肥を土に加えることで、柔らかく、水はけ・水持ちがいい、健康な土となり、植物を育てるのです。
受入れ
県内全域から木くずが持ち込まれます。そのうち生木(伐採した木や剪定枝、刈草など)は堆肥としてリサイクルします。
破砕
持ち込まれた剪定枝や刈草を破砕します。食べ物をよく噛むと消化が良くなるように、細かく破砕することで、その後の堆肥化が容易になります。
一次堆積(半年~1年)
破砕した木質チップを屋外に堆積します。風雨にさらすことで微生物の繁殖環境が整い、発酵がよく進みます。
二次堆積(4ヶ月)
チップを建屋内に移します。微生物の活動に必要な養分を添加したり水分を調整したりしてよりよい発酵条件に整えます。また2週間に1回ショベルローダーで切返しを行い、好気性発酵を促します。発酵の過程で温度は70℃以上になり、雑草の種や病害虫は死滅します。
ふるい分け
粗いチップやゴミなどの異物をふるい機で取り除き、粒度を調整します。
袋詰め
堆肥を袋詰めし、県内外に出荷します。堆肥は家庭園芸の他、農地や植栽の現場などで幅広くご利用いただいています。
Delivery Record 納入実績
公園や空港、学校などの公共施設から、田畑、個人の庭園や菜園、その他植樹時の土壌改良工事に当社の堆肥が使われています。なかでも万葉ユーキは、施用が簡単でどんな樹種にも安心して使え、樹木の新根伸長に適当な肥料分を含有し、粘土質や砂質土壌でも活着を良好にします。そのため植栽に最も適した土壌改良材として造園緑化等に役立っています。
北陸新幹線「新高岡駅」北口広場
富山県高岡市下黒田179-2
砺波チューリップ公園
富山県砺波市花園町1-32
Products 製品紹介
富山県産堆肥やもみ殻の焼却灰などをブレンドした「地域資源」にこだわったオリジナル培養土から、木材樹皮、伐採木、刈草を破砕精選、植物性残渣、鶏糞を混合し微生物と酵素の化学により熟成した高級活性堆肥、さらに堆肥職人が長年培った経験を活かし、土がふかふかに仕上るよう独自に配合した製品まで、用途に応じてお選びいただけます。
プランターの土
(堆肥・赤玉土・もみ殻灰・肥料入り)
万葉ユーキ
(草木類・植物性残渣・鶏ふん)
万葉の土
(堆肥・ピートモス・赤玉土など)
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